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【初心者の方向け】これを読むとロードバイクの各部名称はすべて把握!【前編】

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初心者の方にとってロードバイクの部品の名称は全く分からないものですよね。

名称と役割を知ると、今後のサイクリングがより楽しくなり、役に立つときが必ず来ます。

そこで今回は初心者の方に向けて、ロードバイクの基本的な部品の名称を解説していきたいと思います。

すべて一度に解説するととてつもない量になるので、今回は前編になります。

今回解説していく内容は下記になります。

今回解説する内容

  • フレームの各部名称
  • ハンドルの各部名称
  • サドルの各部名称



フレーム

フレームの各部名称

トップチューブ

ヘッドチューブとシートチューブをつなぐパイプのうち、上側に位置するパイプのことです。

ホリゾンタルフレームはこれが水平になり、スローピングフレームはシートチューブにかけて下がっているのが特徴です。

自分にあったフレームサイズにしないと、停車時にトップチューブと股間が当たりますので要注意です。

ダウンチューブ

ヘッドチューブとシートチューブをつなぐパイプのうち、下側に位置するパイプのことです。

路面からの衝撃やペダリングにかかる力を受け取るため、このパイプには強度が求められます。

カーボンフレームはダウンチューブがかなり太いため、一目でカーボンフレームと分かりますね!

シートチューブ

縦に走っているサドルからBBシェルをつないでいるパイプのことです。

一般的にこのシートチューブの長さ(BBの中心からシートチューブの上端までの長さ)がフレームサイズとして表記されます。

ヘッドチューブ

自転車の前方に位置するフロントフォークのフォークコラムが差し込まれるパイプのことです。

この中にはハンドルがスムーズに切れるように、チューブの上下にそれぞれベアリングが挿入されています。

フロントフォーク

前輪を2本の棒で挟み込んで保持する部品のことです。

これをヘッドチューブに差し込むことでハンドルが切れるようになります。

フォークエンド

フロントフォークの先端の名称で、前輪を取り付ける部分のことになります。

衝撃を和らげるため先端が前方に曲がっているものやストレート形状のものがあります。

シートステー

シートチューブの上端と後輪軸をつなぐ2本のパイプです。

後輪からの衝撃がシートステーに伝わって最終的に人間に伝わるので、シートステーの太さや強度が乗り心地に影響します。

構造上、負荷がかからないところなので、細いことが多いです。

チェーンステー

シートチューブの下端と後輪軸をつなぐ2本のパイプです。

走行時に負荷がかかるところであるため、強度が必要なフレームです。

ボトムブラケットシェル

ボトムブラケットが挿入される円筒状のパイプです。

規格がISO/JISやイタリアンやフレンチなどがあり、幅も68㎜、70㎜、73㎜があります。

リアエンド

後輪のハブ軸が取り付けられる部分で、シートステーとチェーンステーが交わる部分でもあります。

ここにはディレイラーハンガーが取り付けられ、リアディレイラーが装着されます。

左右のリアエンドの幅も車体によって違いがあり、標準は130㎜になっていますが、ディスクブレーキ装着車は142㎜が主流です。

クイックリリース

ロードバイクやクロスバイクに多く使われている、車輪をリアエンドもしくはフォークエンドに固定する方式の一つです。

メリットとして工具なしで固定・取り外しができ、メンテナンス性が向上します。

デメリットとしては、エンド部が切り欠き状になっていることからレバーが何かにあたり緩むと車輪が脱落したり、盗まれやすいなどがあります。

スルーアクスル

クイックリリース同様に車輪とリアエンド・フォークエンドを固定する方式です。

ディスクブレーキ車での採用されることが多く、太いシャフトでしっかり固定するため、取り付け部の剛性が高いです。

デメリットとしては太いシャフトを使用するため、その分の重量が増えてしまうことが挙げられます。

またこちらもレバー式は工具なしでも外すことができるので、盗難が容易です。

ハンドル関連

ハンドルの各部名称

ドロップハンドル

・ブラケット

自然な姿勢でブレーキ・ギアチェンジすることができるので、通常走行時はこのブラケットに手を置きます。

・ドロップ

ドロップ部を使うことで、より前傾姿勢を取って空気抵抗を抑えることができます。

前傾姿勢がきついので長時間は首などがきついですが、高速巡行では使用頻度が高いです。

・ショルダー

同じ持ち方では疲れてしまうため、ショルダーに手を置いて走行することで疲労感を軽減できます。

ブレーキレバーから離れているので、とっさのブレーキはワンテンポ遅れてしまいます。

・フラット

上半身の姿勢を立てることができますので、疲労感を抑えることができます。

こちらもブレーキレバーから離れているので、一瞬ブレーキが遅れてしまいます。

・デュアルコントロールレバー

ブレーキとギアチェンジの機能が合わさったレバーです。

メーカーによって名称が異なり、シマノは『STIレバー』、カンパニョーロは『エルゴパワー』、スラムは『ダブルタップレバー』です。

シェアは圧倒的にシマノのSTIレバーが多くなっています。

操作としては、右レバーが前輪ブレーキ・リア側変速になっており、左レバーが後輪ブレーキ・フロント側変速になっています。

コラム

フロントフォークから上部に伸びるシャフトのことです。

コラムの長さはハンドルの高さに影響するので、自分に合った長さに変更することで、快適な走行をすることができます。

慣れていないと簡単に変えることができないので、購入した自転車屋さんに相談してみましょう。

コラムスペーサー

コラムに差し込まれ、ハンドルとフレームの間に位置するスペーサーです。

ハンドルのがたつき防止や高さ調整の役割があります。

ステム

コラムとハンドルをつなぐパイプのことです。

ステムも自分に合った長さに変更することで、快適な走行ができます。

種類が2種類あり、『アヘッドステム』と『スレッドステム』があります。

ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクなどのスポーツ車種は、軽量・高剛性・高メンテナンス性のアヘッドステムになっています。

対してスレッドステムはシティサイクルに多く採用されています。

サドル関連部品

サドルの各部名称

サドル

お尻を乗せる部品で、スポーツ車種は薄く、硬いものが大半です。

長時間の走行でお尻に痛みが出てしまう場合は、自分に合っていない可能性もあります。

サドルも交換可能部品ですので、自分に合ったもの変更することで痛みが無くなることがあります。

サドルレール

サドルの位置を前後に調整するためのレールです。

サドル位置を適切に調整することでペダリングしやすくなったり、膝の痛みが起きにくくなったりします。

シートポスト

サドルとフレームをつなぐパイプのことです。

シートポストの長さを調整することでサドル高さを変えることができます。

シートクランプ

高さ調整後のシートポストを固定する部品になります。

シートクランプのサイズもいろいろあり、交換する場合は交換前のサイズを確認することが必要です。

まとめ

今回はフレーム・ハンドル・サドルの各部名称について解説してきました。

自転車は多くの部品の集合体なので、なかなか覚えるのが大変ですね!

今後のサイクリングライフに貢献出来たら幸いです。

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