ロードバイクやクロスバイクの盗難率は非常に高く、駐輪場などの屋外に保管しておくと高確率で盗まれてしまいます・・・。
ですので高価な自転車を持っている方にとって、屋内保管は考えないといけない問題です。
屋内で部屋に保管する場合は床に直置きすると汚れてしまうため、ポールに吊るすタイプやスタンドに立て掛けるタイプなどいろいろあります。
今回はMINOURA(ミノウラ) のタワー型ストレージスタンド、P-500AL-6S ペアスタンドを半年間使いましたので、レビューしたいと思います。
製品の特長
説明書に記載されている特徴を挙げると、
- 支柱は軽量で錆びにくいアルミ製
- 設置場所によってX字型とK字型の脚に変えられる
- X字型脚使用時は耐荷重100㎏
- バイククレードルはアルミ製クランプにより簡単に装着・位置決めができる
- フックは自転車をかけやすいタイプ。樹脂パッド仕上げ。
購入した理由としては、自転車2台を高さ方向に保管できることでした。
横方向に保管していくと場所を取ってしまうので、使う頻度の少ない自転車は上に吊るして、メインは下に吊るして使いたかったからです。
折り畳み自転車を持っていて、保管に邪魔でしたので上に吊るしています。
組み立て
組み立て自体は難しくなく、説明書通りにゆっくり作業を行って30分ほどで終わりました。
組み立てに必要な六角レンチは付属しており、部品の穴が合わないとか説明書が不親切で分からないなどのトラブルはありませんでした。
自転車を掛けるためのクレードルはすでに組み立てられていて、脚部分組み立て、支柱のつなぎ、クレードルを支柱に取り付けて終わりました。
この製品の脚はX字型かK字型のどちらかで組み付けることになります。
K字型は最大2台まで吊るせますが、X字型にすると最大4台支柱に吊るすことができます(追加でクレードルの購入が必要)。
私は壁沿いに設置するため、K字型で組み立てました。
2本の支柱をつないで使うので、高さは結構高くなってしまいます。(高さ206センチ)
私は使用する部屋の天井は低めでもう少しで当たりそうでしたので、購入前は天井の高さに注意が必要です。
クレードルは高さ・角度、左右のアームの長さ、フックの角度が変えられるようになっています。
自転車のフレーム形状によって合わせることができます。
半年使ってみた感想
半年間使って分かったメリットデメリットは以下になります。
メリット
・タワーのバランスが安定している
上に自転車掛けた状態でわざと揺らしても、しっかり踏ん張ってくれて倒れる心配がありません。
脚部分が鉄製・支柱部分がアルミ製で、重いものが土台にあるのも効いていると思います。
・クレードルの支柱への取り付けがしっかりしている
上側に約10㎏の折り畳み自転車を半年間ずっとかけてましたが、下にずり下がることは全くありませんでした。
しっかり支柱にクランプできており、加えて荷重がかかると支柱にゴムのバーを押さえつける力がかかり、さらにずり下がりにくくなるようです。
・アルミ製で軽い
脚部分は鉄製で重めですが、支柱部分はアルミ製であるため、持ってみると簡単に運ぶことができます。
掃除や部屋の模様替えなどで動かすときには一苦労することはなさそうです。
デメリット
・クレードルのアームの左右スライドが固すぎて動かない
説明書にクレードル中央のボルトを緩めるとアームが左右にスライドすると書かれています。
私が購入したものはボルトを緩めても、2つあるクレードルすべてのアームが固すぎて全くスライドできませんでした。
分解してみるとアームをスライドさせる金属製のレールの幅がアームの幅と合っていなかったです。
これだけ固いと出荷前の検品で分かりそうなんですけどね・・・。
アームの2本の棒を力ずくで拡げて、レールに合わせると簡単にスライドするようになりました。
・フックとフレームの密着部分で塗装の変色が起きる可能性がある
この製品に限らず、フレームを傷つけないようにフックを樹脂やゴムにすると、相性により塗装が変色することがあるようです。
塗装が変色すると修正不可なので、私は100円ショップで家具の脚につける靴下を購入し、フックにつけてました。
使用する場合は念のため取り付けをおすすめします。
総評
2つのデメリットは対処可能で、半年間不具合なく使用することができました。
ですので個人的にはいい商品であり、長く使えそうな気がしています。
経年劣化でアルミ支柱が割れるなどもあるかもしれませんので、なにか不具合があれば更新していきたいと思います。