出先でロードバイクが盗難されたときは、まさに天国から地獄に突き落とされた感覚だと思います。
金銭的精神的ダメージはもちろんのこと、長距離を走ることができるロードバイクではその日の帰り方すらも分からなくなるかもしれません。
ですのでロードバイクに鍵をかけないといけないのですが、数百円の鍵ではニッパーひとつで破壊されてしまいます。
この記事ではロードバイクでよく使用される鍵の種類とシーン別での使い方を解説してきます。
鍵は大きく分けて4種類ある
形状・素材・重さなどさまざまなものがあり、それによって携帯性や防犯性が変わってきます。
鍵は大きく分けて下記の4種類あり、それぞれのメリットデメリットを解説します。
ワイヤーロック
鋼鉄製のワイヤーでロックするタイプです。
ワイヤーといっても数ミリ~1センチメートルの太さがあり、それによって防犯性が変わってきます。
メリット・デメリットは下記です。
チェーンロック
ABUS アブス 4804Kチェーンロック 1100mm | ||||
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鋼鉄製のチェーンでロックするタイプです。
チェーンはニッパーなどの小型工具での切断は難しく、大型の工具が必要なため、防犯性能は高いと言えるでしょう。
U字ロック
パナソニック(Panasonic) ダブルディンプルキー採用U型ロック ブラック SAJ080B | ||||
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その名の通りU字型のロックです。
鍵を解除するとU字部分が外れるようになっています。
太い鋼鉄製なので、チェーンロックよりも切断に対して強いです。
以下がメリットデメリットになります。
ブレードロック
ブレードロックとは鋼鉄製のプレートの端をつなげて広げることができる鍵です。
使用しないときは折りたためてコンパクトにして、持ち運ぶことができます。
ス長さ的には85㎝もあれば十分に地球ロックできます。
盗難を防ぐなら必ず地球ロックしよう!
ロードバイクは軽く、ママチャリのようなホイールのみの施錠ではそのまま持ち去られてしまいます。
盗難を防ぐのなら『地球ロック』の方法で施錠しましょう。
地球ロックとは、フェンスやポールなどの動かすことができない構造物と自転車をつないで施錠することです。
また自転車はフレームとホイールに通してから、構造物に通すのがベストです。
上記の4タイプは地球ロックできる大きさの購入をおすすめします。
家では室内保管を!
家に帰ってのロードバイクの保管は駐輪場で上記の鍵をかけるのではなく、室内保管がいいです。
ターゲットにされて大型工具を用意されて、盗難率が上がるからです。
どれだけ頑丈な鍵でもプロにかかれば破壊されてしまいます。
ですので室内保管で盗難を防ぎましょう。
私が使用しているタワースタンドが耐久性もあり使いやすいのでおすすめです。
乗り方によって鍵のタイプを変えよう
ロードバイクの使うシーンによって使う鍵を選択することをおすすめします。
鍵は大きければ頑丈で防犯性能も高いですが、それだとかさばって重くなるので、だんだん億劫になります。
乗り方によって、携帯性と防犯性のバランスを変えるといいでしょう。
通勤通学で毎日乗る方
ロードバイクを通勤通学で乗っている方は、だいたい同じ時間帯に通勤して、同じような場所に止めていると思います。
そのような使い方はターゲットにされやすいため、本格的な工具を用意されて盗まれやすいでしょう。
そのため頑丈なチェーンロック・U字ロック・ブレードロックがおすすめです。
それらの頑丈な鍵を地球ロックして、盗難を諦めさせましょう。
趣味で乗り、走る日・ルートが決まっていない方
ロードバイクを趣味で使い、走るタイミングやルートが決まっていない方は盗難のターゲットにされにくいと思います。
ですが、どこか観光地やお店に入ってしばらく自転車から離れるような状況では、運が悪いと盗まれるかもしれません。
そのような方は小さめのチェーンロック・ブレードロックがおすすめです。
小さく細めでも地球ロックでしっかり防ぐことができると思います。
使用用途はトレーニングやフィットネス、休憩も自転車の近くでする方
トレーニングやフィットネスでロードバイクを使い、休憩も持参した補給食とドリンクでする方は盗難のリスクがあまりありません。
このような方は高価で頑丈な重い鍵を持ち歩くメリットはあまりありません。
コンビニ程度は入るかもしれませんので、小さめのワイヤーロックがおすすめです。
たまに自転車から離れるときがありますので、無いよりかは全然ましだと思います。
まとめ
今回はロードバイクで大切な鍵の種類とシーン別の鍵の使い方を解説しました。
ロードバイク含めスポーツ自転車は盗難されることがかなり多く、しっかり鍵について理解し、自分の乗り方に合わせて施錠する必要があります。
鍵もなかなか高価で用意がおろそかになるかもしれませんが、盗まれてからでは後の祭りです。
家に帰るまでが遠足ですので、出先でしっかり鍵をかけてサイクリングを楽しみましょう!