みなさん、サイクリングを楽しんでますか?
健康のため、トレーニングのため、レースのため、などいろいろな理由で自転車に乗っていると思います。
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車に乗っていると、定期的なチェーンの洗浄が必要です。
チェーンの洗浄をしないまま乗り続けると、駆動抵抗が増えて、チェーンやギアの摩耗具合も大きくなってきます。
今回はチェーンの基本的な洗浄方法の解説、洗浄グッズの紹介もしていきたいと思います。
チェーン洗浄グッズ
私がいつも使っている洗浄グッズは以下になります。
・WAKO’S チェーンクリーナー
乾燥しにくいので使いやすいと思います。
もう少し値段が安いといいかもしれません。
・WAKO’S マルチフォーミングクリーナー
水洗いできない環境なので使っています。
場所を気にせずに使えるので愛用です。
・WAKO’S チェーンルブ
水置換性なのでチェーンが濡れていても使えます。
長期間ちゃんと油分が残って潤滑してくれてるので性能はいいと思います。
・AZ(エーゼット) 三面チェーンクリーニングブラシ
三面にブラシが付いているので作業効率が高いです。
もう普通のブラシには戻れません。
・100均の雑巾
雑巾ならなんでもいいと思います。
家にある使わなくなったもので十分です。
・ゴム手袋
オイル汚れは手につくとなかなか取れにくいです。
ホームセンターにあるゴム手袋で手に汚れが付くのを防止しましょう。
チェーンの洗浄方法
チェーンの洗浄頻度は約500㎞間隔です。
時間は以下の方法で30~40分ほどになります。
スタンドで後輪を浮かす
今回はスタンドで後輪を浮かして洗浄します。
フレームをきれいにする場合は車体を裏返して後輪を外す方法もあります。
車体の下には床が汚れるのが嫌な場合は、下にシートを敷きましょう。
チェーンクリーナーでチェーン、プーリー、スプロケの汚れを落としていく
洗浄前のチェーンの汚れは下図です。
まだマシな方ですが、油分に汚れが付着して真っ黒ですね!
チェーンクリーナーを洗浄する箇所に吹き付けてブラシで汚れを落としましょう。
全体を一気に吹き付けるのではなく、部分ごとを『吹き付け→洗浄』します。
チェーンは下部のチェーンリングとテンションプーリーの間で作業を行います。
グイグイ力を入れても構いませんので、ゴシゴシ洗浄しましょう。
プーリーとスプロケもクリーナーを吹き付けて汚れを取ります。
プーリーとスプロケはウエスでふき取りますが、スプロケは歯間ブラシのようにウエスを前後させて拭きます。
マルチフォーミングクリーナーでピカピカに拭き上げる
マルチフォーミングクリーナーは水洗いと同じ目的で使用されます。
吹き付けてはダメなところは無いので、気にせずチェーン、スプロケ、プーリーなど全体に吹き付けましょう。
吹き付け後に雑巾などのウエスできれいに拭き上げます。
拭き上げ後のチェーンとスプロケは下図のようになりました。
汚れは全然なくて、めちゃくちゃ気分がいい!
チェーンルブでチェーンに注油する
洗浄後は油分が取り除かれますので、注油は必ず行ってください。
チェーンルブ本体をよく振り、チェーンの上から吹き付けます。
吹き付ける量は垂れるほどは要りませんが、湿っていることが確認できるほどです。
吹き付け後、ゆっくり手でペダルを回し、フロント・リアともに変速しましょう。
チェーンにオイルを馴染ませるのと、スプロケとチェーンリングにオイルをつけるためです。
チェーンルブ塗布後、すぐに乗車するのはやめた方がいいです。
内部に浸透するのに時間がかかるのと、せっかくのオイルが浸透液といっしょに吹き飛ぶためです。
一晩放置するとチェーン内部まで馴染み、浸透液が乾燥してオイルのみ残ります。
最後に周りに飛び散ったオイルや汚れを掃除します。
以上でチェーンの洗浄作業の解説は終わりです。
お疲れさまでした!
まとめ
今回はチェーンの洗浄方法を解説しました。
自転車屋さんに任せるのもありですが、自分でやるのもけっこう気分よくなり、自転車への愛着が増します。
また細かい部分を普段から見ていると、ロングライドなどのトラブルも対処しやすくなります。
全然難しくないので、ぜひやったことのない方は挑戦してみてください!